沈沈沈(出島初級ツアー)
仙台のアースクエストさんの出島初級ツアーに参加しました。天気予報では雨でしたが、女川町の御前浜は雨風もなくまずまずのコンディション。
今日は、僕、義兄、スズキさん、ガイドの紺野さんというメンバーです。スズキさんはベテランらしいです。そう言えば、笹川流れツアーを見に行った時に見かけた気がします。
はじめは御前浜から出島までの湾内を一気に漕ぎました。海は前日までの雨の影響か濁っていましたが、オレンジ色の花が咲いていたり、海鵜がいたりして美しい光景でした。漕ぎの方も順調でフォワードストロークでは脚の踏み込みを意識しながら漕ぐことができました。狭い岩場もゆっくり丁寧に進むことで無事にクリアできました。
一度、出島に上陸して、再出発!今度は少し外洋を漕ぐそうです。前回は外洋の入り口で怖い思いをしたので、今度は頑張るぞ!と思ったのですが、いきなり乗り沈…。乗り降りは苦手ですが、こんな風にひっくり返ったことはないので、ちょっと凹みました。今にして思えば、ここからダメだったのかも。。
気を取り直して、いざ外洋へ。波があって、これぞシーカヤックという感じがして面白かったです。ところが方向転換して波を横に受け始めてから、急に不安定に感じ始めました。カヤックは横波に弱いという思いが不安に拍車を掛けたのか、どんどん体が固くなって、パドリングが小さくなり、水をキャッチできなくなってきました。
その状態でなんとか漕いでいたのですが、目標の岩場が見えてきたと思ったら一気にバランスを崩し、カヤックがひっくり返って、沈(チン)してしまいました。ヤバいと思ったものの、沈脱の練習はやったことがあったので、何とか落ち着いて沈脱することができました。その後、紺野さんの指示に従ってTXレスキューで再乗挺しました。沈脱から再乗挺の流れは自分でも驚くほどスムーズでした。ここで覚えたのはPFD着用時は立ち泳ぎしない方がよいということです。体力を消耗するし、レスキューする方もやりにくくなるそうです。
沈はしたものの再乗挺も出来たし、気を取り直して漕いでいました。波も小さくなり、さっきの沈の話も笑い話になっていた時、急に体が固くなり、再び沈。。最初の沈は原因がよく分かりませんでしたが、今回は体が固くなって自爆してしまいました。この沈は本当に悔しかったです。
僕が2度も沈してしまったため、外洋ツアーは短縮され、出島に戻ることになりました。出島に戻るまでは、もう沈したくないので、周りの景色も全然見れなくなっていました。自然や景色を楽しむくらいの余裕を持たないと、漕ぎもどんどん小さくなってしまい、安定性もなくなってしまいます。あと、ゆっくり確実に漕ぎ続けることも大切です。
前回の福浦八景で少し調子に乗っていましたが、その鼻がへし折られた感じです。いつもは楽しくて早く次が漕ぎたいと思うのですが、今回は悔しくて早く次が漕ぎたいです。
でも、楽しかった(^_^)